氷帝

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~綾子side~

「長太郎君!!」

やっとのことで長太郎君を見つける。

鳳「あ、綾子ちゃん。ごめんねまだ見つけられなくて...」

「ジローさんならもうコートにいるよ?」

鳳「えっ!珍しい..いつもどこかで寝てるのに」

「そうなんだ!とにかく戻ろ?」

鳳「うん、そうだね。わざわざ俺を捜してくれたの?ありがとう。」

「どういたしまして」

若が戻ってきているか不安だった。
あまり長く仙子ちゃんと居て欲しくないから。

ジ「おかえり~!」

日「おっせえな、鳳までどこフラついてんだよ」

良かった..いた。

鳳「芥川先輩を探していたつもりなんだけど入れ違いになってたみたいでさ。俺を綾子ちゃんが呼びにきてくれたんだ。」

そう言って私に笑いかけるので私も思わず微笑んだ。

日「あーそうかよ。」

宍「長太郎、激ダサだな。」

今まで腕を組んで私たちの話を聞いていた宍戸さんが口を開く。

鳳「宍戸さん..すいません」

ジ「俺がいつも寝てると思ったら大間違いだし~」

宍「ジロー、普通は部活中は寝ないんだからな!」

ジ「はいはい、うるさいんだから~」

そんなやり取りに思わず笑ってしまう。
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