Etc

□貴様の為では無いのだよ
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※会話文のみ※



「みーつーなーりー!」
「………何だ、騒々しい。」
「ひまぁ!」
「……………。」

「え、ちょ、何その“生憎俺はお前との時間を過ごす気はない、とっとと失せろ”と言わんばかりの目はっ!」
「フン、わかっているのではないか。思ったよりはそこまで馬鹿ではないようだな。」
「はぁ!?何いってんの!」
「…事実を口にしたまでだが?」
「……。はぁ、もういいよ!じゃーね!」

「……どこに行くつもりだ?」
「左近さんに、城下町に行こうって誘いに行くだけだけど。」
「………。フン、好きにしろ。」
「好きにするもん!……あ、左近さーん!良いところにっ」

「おやおや、どうしたんです?」
「三成に暇だと言っても変な目で見られたので、左近さんと城下町にでも行こうかと!」
「俺は別に変な目でなど見てはいない。仕事の最中に邪魔をするからだ。」
「……殿、邪魔なんて言い方は失礼ですって。」
「煩い。」
「(…一肌脱ぐとするか…。)…では碧亥さん、私と共にーーーー」

「待て、俺が行く。」

「……はぁ!?」
「聞こえなかったのか?」
「ち、ちがっ…」
「……なら早くしろ、」
「………わ、わかったわよ!」
「良かったじゃあないですか、碧亥さん。
次の機会にでも共に行きましょうね?」
「はい!!…なんかすみません…。」
「フン、左近とは行かせん。」
「え」




****

ツンデレな石田さまと話したかっただけだ。
 

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