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□It's mine
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「えっと…ちなみにケントさんは
ハルとどれくらいの時に遊んだりしたんですか?」


「そうだなぁ…
3才ぐらい?」


「なるほど。
どおりでハルが覚えてないわけです」





ケントさんは、
笑顔を絶やすことなくずっと話し掛けてきました。





本当、隼人さんもこれくらい笑顔ならいいのに…





告白してくれた時の照れたような笑顔も
結婚しようと言ってOKした時の全開の笑顔も
ふとした時に見せる優しくやわらかい笑顔も





全部、
ぜーんぶハルは大好きなんですよ?





隼人さんが笑うと
ハルも嬉しくなって
思わず笑っちゃうんですから。





「…ってどうかな?」


「はひ?
ごめんなさい、もう一回言ってもらえますか?」





隼人さんのことを考えてたら
すっかりケントさんの存在を忘れちゃってました。






「いや、だからさ。
俺と、付き合ってみない?」


「付き合う!?
いいですよ?
どこのお店に行くんですか?」


「えっ…いや、そう言う意味じゃなくて…」


「えっ?
違うんですか?」





ハルはてっきり
付き合ってほしいお店があるのかと思ったんですけど…
違ったみたいですね。
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