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□ゆたんぽ
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「このブレザー、すごいぶかぶかです」


「俺のなんだから、当たり前だろ?
文句あっか?」


「いいえ。
すっごくぬくぬくで温かいです。
ありがとうございます、隼人さん」


「お、おぅ」





これでハルは風邪引く心配はなくなったな。





…けどやっぱ
この季節にセーターだけは寒ぃ





「…ックシュ…」


「はひ!?
や、やっぱりこれ、お返しします。
隼人さん、風邪引いちゃ…」


「いいから黙って着とけ!!
おまえの格好見てるほうが寒くて風邪引きそうだ」





また余計なことを…





憎まれ口をたたいちまう
この意地っ張りな口にうんざりしているとき





ふと、左腕にぬくもりを感じた。





「じゃあハルが隼人さんを温めてあげます」


「……//」





そう言って
腕にぎゅっと抱きついてきたハル。





最近、ハルがすごい甘えてくる気がする。
もちろん、すげぇ嬉しい。
けど…





こっちの心臓が持たねぇ!!//
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