のべる
□エール
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…当日…
「絶好の体育祭日和だね」
「そうっすね。
十代目、リレー絶対に勝ってみせますから!!」
「うん、頑張ってね。
ご褒美のために」
「はいっ!!…って、えぇ!?//」
な、なんで十代目が知ってんだ?
「なんで十代目が…」
「いや、まぁ俺ハルと仲いいからさ」
「十代目、理由になってませんよ;;」
それに、仲いいってとこに地味にしょげる
「まぁ真相はハルから聞けば?
リレーで勝ったあとに、さ」
「は、はぁ」
そう言われてしまうと何も言えない。
「あ、獄寺さんツナさん!!」
「ハル、こっちこっち」
程なくして、ハルが並中にきた。
「頑張ってくださいね!!
ハル、頑張って応援しますから」
「うん、ありがと」
十代目たちは仲よさげに話してて…
さっきの
『俺ハルと仲いいからさ』
その言葉が胸に突き刺さる。
「獄寺さんも、頑張ってくださいね!!
お弁当、獄寺さんの好きな唐揚げたくさん作ってきましたから」
「…お、おぅ」
たった1度話しただけなのに俺の好物を覚えててくれた。
…すげぇ嬉しい
「獄寺君、唐揚げ好きだったんだ。
俺知らなかったよ」
心なしか十代目の目が笑ってるような…
気のせい…だよな?