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□しんでれら☆上
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お城の前に着いたシンデレラ。
さすがは国一番の所とあって見張りが沢山いましたが





「…果てろ」


「ぎゃー!!」





日々姉をつぶそうと
ひそかに修業を重ねていたシンデレラには
いないに等しかったのです。





「お母様、待っていてください。
すぐに本物の右腕が向かいます!!」





そう叫びながらシンデレラはいとも簡単に城のなかへと侵入しました。















お城のなかはやっぱり豪華で
綺麗なドレスを着た女性や
ピチッとスーツに身を包んだ男性が
オーケストラの生演奏にあわせて優雅にワルツを踊っていました。





「…チッ。
あいつ、どこに行きやがった?」





目を光らせ辺りを見回していたシンデレラの視界に
ふとこの世のものとは思えないものが入りました。





「かわいい子、かわいい子はいねぇ〜が〜」


「……」





あれ、なまはげ…だよな?
ってか、なんであんなかっこをしてるのにここにいんだ?
すぐに不審者で摘み出されんだろ?





「かわいいこは〜って、はひ!?」


「なっ!?大丈夫か?」





目の前で盛大にこけそうになったそれを
シンデレラはあわてて抱き留めました。
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