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□しんでれら☆上
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むかしむかしあるところに
母は病気で早くに亡くなり
唯一の支えだった父もその後を追うように死んでしまい
毎日継母や義姉妹たちにいじめられている
そんなかわいそうな子がおりました。
「シンデレラ、庭の草むしり頼むのな」
「けっ。
誰がてめぇの言ったことなんか聞くか」
……毎日いじめられてかわいそうな子が
「シンデレラ、もしよかったらこの部屋を掃除してくれると嬉しいんだけど……」
「お任せください!!
シンデレラ、誠心誠意お掃除させていただきます」
ごほん。
…まぁとにかく、たくましく生きる子がおりました。
「そう言えば母さん、
今日の夜なんだかお城でパーティーが開かれるらしいぜ?」
「いや、マフィアのボスの集会ならしいよ?」
「そうなのか?
ははっ。
じゃあまたマフィアごっこすんだな」
「ハハハ…で、えっと、
一応お姉ちゃんには付き添いとして来てもらおうかなぁって思ってるんだけど…」
「なっ!?」
「やっぱこういうのは右腕の俺の仕事なのな」
「ってことで、シンデレラは留守番してもらってもいいかな?」
「お、お母様がそうおっしゃるなら…」
いまいち納得しきれない顔をしているものの、
シンデレラはお母様のお願いだからとしぶしぶ了承しました。