のべる
□とりっくおあとりーと
2ページ/4ページ
「おまえの誕生日…は5月だし
俺の誕生日…は9月だろ?
付き合い始めたのだって7月21日だから別に関係ねぇし…」
「…獄寺さん、付き合い始めた日までちゃんと覚えててくれたんですね」
「ばっ//
た、たまたま覚えてただけだ!!//
それより、今日は何の日なんだよ」
ちくしょう。
にやにや笑いやがって。
「ハロウィンですよ、獄寺さん」
「ハロウィン?
なんだそれ?」
「はひ!?
獄寺さん、ハロウィンを知らないんですか?」
「知らなくて悪かったな」
そんな驚くことか?
ってか、そこまで驚かれると知らない自分が恥ずかしくなってくるじゃねぇか//
「ハロウィンって言うのは
こうやってハルみたいに
魔女さんとかドラキュラさんとか
ホラーなものに仮装して
色々なお宅を回ってお菓子をもらう素敵なお祭りです」
「へぇ。
で、おまえは俺からお菓子をたかろうってわけか」
よく見りゃカボチャの提灯の中には
飴だのチョコだのお菓子が結構入ってた。
「別にお菓子は渡さなくてもいいんですよ?
ただその場合、その子に悪戯されちゃいますけどね」
「じゃあ帰れ。
おまえの悪戯ぐらい
痛くもかゆくもねぇ」
どうせこいつのことだ。
悪戯のレベルもガキ並に低いだろ。
「ひどいです!!
ツナさんも京子ちゃんも
山本さんも雲雀さんだってお菓子をくれたのに」
十代目たちはわかるとして
雲雀にまでもらってんのか、こいつ;;