のべる
□未来予想図
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そう思いながらも
意外と楽しんでる自分もいて
その後は
鬼ごっこだ…
家族ごっこだ…
お絵描きだ…
折り紙だ…
とにかく遊びまくった。
「はる先生、はやと先生さようなら〜」
「はい。
また遊びましょうねぇ」
園児たちは親が迎えに来て、続々と帰っていく。
気が付けば一人を残してあとは全員帰った。
「健斗君、お父さんもお母さんも夜遅くまで働いてるんです。
だから自然と迎えにくる時間も遅くなっちゃって…」
一人で絵を描いてる背中には、どこか淋しさがあった。
そりゃ、この年代で親に会えないのは淋しいよな……