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□とぅるーすはーと
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ハル目線




















……翌日……










「早く着きすぎちゃいましたね。
まだ誰も…」


「アホ女!?」


「獄寺さん!?」


まさかこんな早くから来てたなんてびっくりです。


「早ぇじゃねぇか」


「獄寺さんこそ、昨日楽しみで眠れなかったんじゃないですか?」


「なっ!?
そ、そんなわけねぇだろ?
おまえと一緒にすんな、アホ女」


「だから、ハルはアホじゃありませんって!!」


そんなことを言いつつも、なぜかハルは気分が良いです。
獄寺さんと喧嘩…してるからですかね?


「おまえがアホじゃなきゃ、世の中はもうメチャクチャ…」


「ハルちゃーん」


「獄寺君」


「あ、京子ちゃん」


「十代目!?」


獄寺さんと喧嘩してるうちにみんな集まりました。


「ったく、なんで休日までアホの顔を見なきゃなんねぇんだ」


「それはこっちのセリフ…」


「獄寺君。
獄寺君はどんな乗り物が好きなの?」


「え!?
…まぁ、ジェットコースターとかはわりかし好きだけどな」


「本当!?
私も大好きなんだ、ジェットコースター!!
あの落ちる瞬間のお腹がひゅってなるのがいいよね」


「いや、俺はどっちかっつーと、落ちるときよりすげぇ速いスピードで走ってる間のほうが好きだけどな」










──ズキッ










なんか、完全にハルは蚊帳の外です。
ハルだって、ジェットコースター大好きなのに…。


「ハルは何が好きなの?」


そんなことを思ってたら、ツナさんに話し掛けられました。
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