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□とぅるーすはーと
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獄寺目線




















「ねぇ、獄寺君ってハルのことどう思う?」


「あ、アホ女のことっすか?」


「うん。
ずばり、好きなの?」


……///


「そ、そんなことあるわけないじゃないっすか?
あ、アホ女ですよ?
恋愛対象どころか、人としても見てませんよ」


…って、なんでこうも俺は反対のことばっかり…


「そっか、よかった。
俺、てっきり獄寺君はハルのことが好きだと思ってたからさ」


「そ、そんなわけないですよ。
十代目、冗談きついっす」


「そっか。
じゃあ、これなら安心して言えるよ。
実は俺…










ハルのことが…










好きなんだ//」


「え、えぇ!?//」


そ、そんな…


「それでね、ぜひ右腕の獄寺君に協力してもらいたいんだけど…」


「お任せください!!
獄寺隼人、十代目の右腕としてこの恋を絶対成就させてみせます!!」


「ありがと。
やっぱり獄寺君は頼りになって助かるよ」


「そ、そんなもったいないお言葉//
恐縮っす」


十代目の右腕として、なんとしても成就させてやる。


こんなに十代目に頼りにされてんだ。
それなら、自分の恋のひとつやふたつぐらい……くれてやるぜ。


なんてことを思ってたら、笹川からメールが来た。


From:笹川

明日、獄寺君暇かなぁ?
もし暇だったら、私とハルちゃんと獄寺君とツナ君の4人で遊園地に行かない?


これは使える!!
途中から、俺がさり気なく笹川を引きつれて別行動にすりゃ…


アホ女と十代目はふたりっきりだ…


「十代目!!
今笹川から…」


「俺のことにも、ちょうどハルからメール来たよ。
じゃあ、さっそくこれで協力してもらっていいかなぁ?」


「は、はい!!
お任せください!!」


…俺はあくまで十代目の右腕だ。


ボスである十代目の幸せこそ、俺の幸せ…だ。
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