のべる
□はーふどりーみんぐ
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「はひ。なんか獄寺さんのこと考えてたら並中に来ちゃいました」
獄寺さんまだいますかね?
下駄箱を覗くと、革靴がありました。
まだ学校にいるみたいです。
ハルは教室に向かってみました。
「獄寺さ〜ん?」
誰もいませんねぇ?
「あ、でもこれ獄寺さんのカバンです。
じゃあ、やっぱりまだ学校のどこかにいるみたいですね。
…それにしても、机に何も教科書が入ってません::」
そんな机にハルは腰を下ろし、教室をぐるって見回しました。
「獄寺さんは毎日ここで授業してるんですか」
なんだか不思議な気分です。
「はひ。
なんか眠くなってきちゃいました…」
あ、どうせだったらやってみましょうか、おまじない。
「確か10回言うんでしたよね?
獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん獄寺さん」
いい夢、見れるといいです…