のべる
□すりーぴんぐがーる
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「な、なぁ」
「はい〜?」
「これ、いつまでこうしてりゃいんだ//」
さっきからずっと抱きしめたままなんだけど…
「ずーっとです」
「ず、ずーと!?」
「ずーっっっとです」
にこっと笑うハル。
「…」
だ、ダメだ。
笑顔にだまされちゃ…
「…?
どうしたんですか〜?」
だまされちゃ…
「ごーくでーらさんっ」
「わかった、わかったから…こっち見るな」
「はひ!?
ハルのこと…嫌いですか?」
「え…いや…」
「…」
そんな沈んだ顔するなって…
「す、好きにきまってんだろ//」
「えへへ…ありがとうございます」
──ちゅっ
「な!?//
ハル!?//」
「すぅ…」
「え…」
寝…てる?
「お、お〜い…アホ女?」
「すぅ…」
「ま、まぁとりあえず落ち着いて…よかった…」
…いや、本当はこのままのが…いや、これでよかったんだ!!
…きっと。
俺はハルを布団に寝かせ、自分もベッドに入った。