のべる

□ゆたんぽ
1ページ/7ページ

「うぅ…寒いです」


「もう、12月だしな」





ハルと一緒の帰り道。





十代目や野球バカはいない。





俺たちふたりだけ。





つまりは、付き合ってる…っつーわけだ//





寒そうに体を縮こませてるハルを
ちらりと盗み見る。





付き合うことになってから
俺自身頭どうにかなっちまったんじゃねぇかってくらい
こいつのことばかり考えちまう。





それになにより、





「あっ、そうです!!
こういう時は…
じゃじゃんっ!!
手袋です」


「…片方しかねぇけどな」


「はひっ!?
本当です」


「やっぱりアホだな」


「う、うるさいです。
隼人さんのばかー」




変態かっつーくらい可愛く見えてしょうがねぇ//
ってか、本当に可愛い過ぎんだよ、こいつは。





だからぜってぇ





「って、なににやにやしてるんですか?」


「ばっ…//
にやにやなんてしてねぇよ」


「でも、なんかすごい嬉しそうな顔してますよ?隼人さん」


「き、気のせいだ//」





名前で呼ばれてめちゃくちゃ嬉しいなんて言ってやらねぇ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ