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□とぅるーすはーと
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ハル目線
「ねぇ、ハルちゃんは好きな子いる?」
「と、突然どうしたんですか?京子ちゃん?」
「実はね、私好きな人がいるんだけど…」
「はひ!?
好きな人、いるんですか!?」
これは友達として、ぜひ協力せねばなりませんね。
「うん…それでね、ハルちゃんに協力してほしいなぁと思って…」
「もちろんです!!
京子ちゃんのためなら、ハル一肌も二肌も脱いじゃいますよ?」
「ありがと!!
ハルちゃんならそう言ってくれると思ったよ」
「どういたしまして。
で、その京子ちゃんの好きな人って誰なんですか?」
「私の好きな子はね…
獄寺君なんだ//」
──ズキッ
あれ?
この胸のずきずきはなんでしょう?
「そ、そうなんですか。
じゃあ、今度さっそく獄寺さんとふたりっきりになれるようにしますね」
「ありがとう!!
でも、いきなり二人っきりは緊張しちゃうから…ツナ君とハルちゃんも一緒にダブルデートみたいにしない?
で、途中から別行動、みたいにさ」
「それはいい考えです!!
じゃあ、あとで獄寺さんに連絡しときますね」
「え…獄寺君には…私が連絡しちゃだめかなぁ?」
──ズキッ
また、です。
なんなんでしょう、このもやもやした気持ちは…
「そ、そうですよね?
じゃ、じゃあハルはツナさんに連絡しますね」
「うん。
ハルちゃん、ありがと」
京子ちゃんは大切な友達です。
絶対に成功させてみせます!!