‡気象短編:裏〜激裏‡
□年下の恋人
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「うわっ！？…は？え……何で！？」
……うるせぇ…。
せっかく気持ち良く寝てるってのに。
「ちょっ…松本！起きろっ！」
だから翔くん煩いってば。
「起きろって言ってんだろ！何だよこれ！？説明しろ！」
「んだようるせぇなっ！集合までまだ時間あんだからもうちょっと寝かせ………え、あれ？」
寝ぼけてんのは認める。
けどこれどう考えても……。
眠気もふっ飛び俺は翔くんの顔をマジマジと見詰めた。
「……翔くん…若返った？」
「……は？何わけ分かんないこと言って……あれ？松本、老けた？」
何だこれ。
夢？
にしてはやけにリアルだけど。
「いや、今はそんな事よりこの状況だよ！」
「この状況って？」
「何で俺達素っ裸で一緒のベッドに寝てんの？」
「……は？翔くん何言ってんの？」
「何ってだから何でこんな事になってんのかって…」
「え、マジで翔くん昨日の事覚えてないの？」
「昨日？昨日は普通に収録の後真っ直ぐ家に帰ったけど？」
収録？
昨日は翔くん雑誌の取材って言ってなかったっけ？
しかも取材終わって真っ直ぐ俺ん家来たじゃん。
てかやっぱりどう考えても可笑しいだろ。
ってなると有力なのはやっぱり……。