‡気象短編:表〜軽裏@‡
□松潤の苦悩
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「ねぇねぇニノ」
「何だよ」
「相葉ちゃんから質問コーナー!」
「うぜぇ」
「だって翔ちゃん居ない今がチャンスなんだもん」
「何で?翔ちゃん居たらまずいの?」
そりゃニノの疑問もごもっとも。
「まずくはないけどニノ答え難いかなーって」
「ふうん?で、何?」
「下って、そんっなに辛い?」
「はぁ?」
「いや、だから…」
「ちょっと相葉ちゃん!」
慌てて止める俺。
てかこいついきなり何口走ってんだよ。
「翔ちゃんとエッチする時辛い?って聞いてんの」
「相葉ちゃん!」
コイツ完全に俺の制止をスルーしやがった!!
「ニノ、相葉ちゃんの事は無視していいから」
「松潤はちょっと黙ってて」
「黙ってられっかよ!」
「ふ〜ん……なるほどね」
俺と相葉ちゃんを交互に見てニヤリと笑うニノ
ぜってー全部見抜かれてるし!!
あー…また腹立ってきた。
何にも考えてないようなバカ面で「で、どうなのどうなの?」なんて聞いてる相葉ちゃんを渾身の力で睨み付けてやる。
バカだから全くこたえてないけど。
「ね、教えてよニノ。痛いの?そんっっっなに不機嫌になるくらい辛いわけ?」
「どうでしょうね」
「勿体ぶんなって!!」
「でもそれ知ってどうすんの?分かったとこでどうしようもなくない?」
「だって昨日のことで松潤まだ怒ってんだもん」
「相葉ちゃんのせいで来た時より数倍イライラしてる気がするけど」
「いや!こらえてくれるって!ここさえ乗り切れば道は開けるんだし」
どう開けんだよ!
大体あんな激しくしなきゃこうならないっつーのに!
何でそれくらい分かんないのかな。
けどまぁ、ここまできたら“他”がどんなもんかも知りたいし。
ちょっと黙っとくか。