‡気象短編:表〜軽裏@‡

□ざ☆ちぇんじ
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これ知ったらニノどんな顔するだろ?

場違いにも恋人の反応を想像して顔を緩ませていた俺の手から、相葉ちゃんが素早く携帯を奪い取った。
 
 
「ちょっ…相葉ちゃん?」
 
「ダメ。連絡するのダメ」
 
「何で?」
 
「翔ちゃんゲームしよっ!!」
 
「はぁ?!何なんだよいきなり」
 
 
ほんと脈絡がなくて意味分かんないんだけど。
 
 
「あのね、みんなまだこの事知らないでしょ?だからどこまでバレずにお互いを演じ切れるかゲームっ!」
 
「……相葉ちゃんマジで言ってんの?」
 
「もちろん!!」
 
「つまり相葉ちゃんは俺になりきって生活して、俺は相葉ちゃんになりきって生活するってこと?」
 
「そう!俺絶対バレない自信あるよ」

一発でバレそうな気しかしないのにその自信はどっからくるんだろ?
 
とにかく却下却下。
 
 
「無理に決まってんじゃん。大体そんな事する意味が分かんないし」
 
「だからゲームだってば」
 
「だーめ。ほら携帯返して」
 
 
携帯を奪い返そうと手を伸ばすと、相葉ちゃんは俺から携帯を遠ざけてそれを阻止しながらまたも不可解かな事を言った。
 
 
「どっちの方が愛されてるか判定しようよ!」
 
 
……はぁ?
 
意味が分からない。
 
 
「どういう意味?」
 
「だからっ!俺と翔ちゃんの中身が入れ替わってるのに松潤とニノのどっちが先に気付くかだよ。愛があれば見破れるはずでしょ?」
 
 
た…確かに……。
 
っていやいや、その手には乗らないから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

















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