‡気象短編:表〜軽裏@‡

□Sweet Night
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せっかく勇気出して言ったのに?
 
付き合って二ヶ月だし……ほら…そろそろさ、色々……したいわけじゃん!
 
今日こそはニノと!って気合い入っちゃってんだけど。
 
悶々としていた俺の頬が柔らかいものに包まれた。
 
え?何?これニノの手?
 
 …チュッ―……
 
………へ?
 
 
「ニノ!?今キスした!??」

「翔ちゃん嬉しい?」
 
「〜〜ニノっ!」
 
 
すいません。
 
さすがの俺ももう我慢の限界です!
 
ってことで、
いただきま……って、あれ?
 
 
「ちょっ…ニノ?」
 
 
何で俺がニノを見上げてんの?
 
 
「何で…っ、んんっ……ふ…ン…」
 
 
いやらしい水音が嫌でも耳から聞こえてくる。
 
ちょっ待って待って!
 
何で俺がニノに押し倒されてキスされてんの!?
 
てかニノ上手すぎなんですけどっ!
 
ちょ…ほんとにストップ!
 
マジで体に力入んないし……。
 
 ―チュッ―
 
最後に軽く啄むようにしてニノの唇が離れていった。


「……ど?」
 
「……っはぁ…はぁ、ニノ……何で?」
 
「翔さん真っ赤だよ。可愛い」
 
「かっ可愛くねぇよ!」
 
「可愛いってば。ニノちゃんもう限界。翔ちゃんシてもいい?」
 
「シて…っては!?いやいやどう考えても逆だろ?」
 
 
俺が下で喘がされるなんて想像できないって。
 
ここは俺だって引けないよ!
 
断固拒否だから。
 
んで俺がニノをリード…っておいぃ!?
 
 
「ニノ待てって!服脱がすなってば」
 
「翔ちゃんは服着たままの方が燃えちゃうんだ?」
 
「ばっ!!違げぇーよ!」
 
「翔ちゃん体まで真っ赤だよ」
 
「だから脱がすなって言ってっ……―ッ!!」


左乳首に鋭い快感が走る。
 
コイツ噛みやがった!!
 
……って快感?
 
いやいや本気でヤバいってば!
 
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