10/15の日記
19:35
じゃれる
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公園で出会ったウサギと、ジェイドが仲良くなってた。
「本気でじゃれますね」
「今すぐにでも」
挑発するように走るウサギをジェイドが追いかける。
飛びついて草むらに倒し、耳を甘噛みした。
ウサギはジェイドを引っ掻く仕草で押しのける。(猫パンチ)
ひっくり返して乗っかったり噛みついたりする奴らを…
…微笑ましいと放っておいていいんだろうか。
ウサギの先生と目があって、お互い苦笑いした。
「ウサギの名前は」
「ルークってんだ。あんたのキツネは」
「ジェイド」
気が強いウサギは珍しいが飼いづらいとか、こんだけ毛並みがいい雄キツネはあまりいないとか、適当な会話をしているうちに『本気じゃれ』から二匹が帰って来た。
「気が済んだか」
「まだまだまた遊ぼうな、ジェイド」
先生の元に戻り、軽く息を切らしたルークがジェイドに手を振った。
「…機会があれば」
言葉と裏腹に尻尾を振ってジェイドが応える。
「珍しいな、ウサギ相手に。」
「あんな元気なウサギは初めてです…狩猟本能が騒ぎますね」
おいおい、人間になるんだろと思ったが、楽しそうだったからまあいいか。
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