『瞳…』

□吠える
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「トウコさーん。ここにいてはったんですかぁ〜。あ〜、ワタルさ〜ん。今日はありがとうございますぅ」

「久しぶり、チエちゃん。一段と格好よくなったわね」

「え〜、そうですかぁ」

「精悍になったっていうか…」

「ラブラドールが、ジャーマンハウンドになったって感じやろ?」

「どういうたとえですか、それ〜?(わおーん)」

「ほーらほら(お手っ)」



目の前でじゃれあう、大型犬と洋猫が、さっきまで、あの大作ミュージカルを演じていたのかと思うと…。

やっぱり、ここって、特別な場所なんだな…って。



「どないしたん、ワタさん、にやにやして」

「あ、トウコさんとお話あるんですよね。チエはまた、あとで来ますぅ(自分のことを、チエってゆうなあ)」
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