『瞳…』
□予感
2ページ/12ページ
川の向こう側にあるそのエリアは、中心部に比べると、ずいぶん落ち着いて洒落ている。
歩き出すと、トウコが自然に腕を組んでくる。
ショーウィンドーにうつった私達は、そのまま、リアルにカップルだ。
…
…
…
「つまり、こういうことだったわけね。」
30分後、私は、両手に3つずつ荷物を持って、トーコの後ろを歩いていた。
「んー。あと一軒♪」
まったく、リアルにカップルだなあ(苦笑)。
「さっき、店員さんと、何しゃべってたの?私の方見てたけど。」
「『だんなさまは、お車ですか?』って」
「だんっ!!」
「あ、ここ、ここ。」