『瞳…』
□悩む
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「そういえば…」
私の横に座って、ずっと腕組みしていたワタルさんが、ふっとつぶやいた。
「歳、いくつだったっけ?」
「なっ!!(ジェンヌに年齢わっ!!)」
「…じゃなくて、アイーダちゃんとラダメス様(さまって、何だ?)が、初めて出会ったとき。あなたは…何歳だった?」
「え?…ええと…じゅうはち…くらい…かな?」
「ふぅーん、その歳で、国を背負ってたのかぁ。大変だったねえ。」
…大変?
…どうだったっ…け?
…
…
…いいえ…。
「いいえ、生まれたときから、ずっとそうだったから…、そんなこと、考えたことも、なかった…わ」
…あ、アイーダになっている?
「でも、あの日、エジプトが攻めてきて…。あなたが私を連れ去った」
「うん」
「…こわかった」
「…だろうね…」
「でも、どうし…て?私を?」
「…目が大きくて、可愛かったから♪」
…え?(#-o-#)ポッ…
「そ、そんなこと言って…
あわよくば『したろー((C)ちえ)』思うたんでしょっ!!」
「…思った(にぱっ←エロ笑)」
「ラダメスっ!!!」