『瞳…』

□約束
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気づかないうちに、日付が変わっていた。

長い一日…。

異性の姿で過ごした1x年が、静かに終わった。

もう、私の背中に羽根は無い。

まとっていた鎧がはがされ、生身をさらしているようで、どうも落ち着かない。

翼が折れた天使が、地上に堕ちたら、こんな気分になるのだろうか…。

「誰が天使ですか」

「ああ。チエ、ありがとね」

「お疲れ様です」

「トウコは?」

「さっき、電池が切れたところです」

「…相当…、泣いたみたいね?」

「そりゃあ、もう…(チエはもう、くたくたです)」
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