『瞳…』
□願い
22ページ/42ページ
…
…
…ミ…ズ…。
…
その両腕がワタシの背中にまわされ、細いけれど力強い指先が、きゅっとワタシの背中につきたてられている。
ワタシの左の肩口には、ミズの顔が乗っていて。
そこが、どんどん、熱く、ぬれてくるのがわかる。
…
…
…
く…ぅ…。
押し殺したような呻きがワタシの耳を掠める。
…
ミズ……、もっと、我慢しないで…、泣いたらええ。
…
「すみ…ません…」
…
…
…
…う、…うああ…あ…。
…
…
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ