獣ノ言葉ガ解リシ者

□6:00.初めましての黄色
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パアァァッとアクアが光りだした
アクアの体は徐々にイーブイの姿からシャワーズの姿へと変わっていく

段々と、アクアの体がはっきりとわかるようになった
そこにいたのは…


『蒼い、シャワーズ…』


アクアは自分の体を見る

目は赤のままの、蒼いシャワーズ


『海みたいで、綺麗…』


思わず、口に出た
アクアは少し自分の色に戸惑っていたが、私の言葉を聞いて嬉しそうにする


【ありがとう、ユア】


アクアは軽やかに私の肩へと飛び乗った
そして私の頬に口をつけられ…

えっ!?


【さてと、僕は戻らせてもらうよ。それじゃ、またねユア】


クスッと笑い、アクアは軽やかに降りる

固まってる私を無視して自分のモンスターボールの中に入っていってしまった


「…ライバル増えたな…」

「負けるつもりないけど」

「オレだって!」


二人の言い争いは聞こえてないで、まだ固まってる私
な、なんか大胆なタイプ多いなぁ…

自分が固まってるのに気づき、ふうっと深呼吸をしてやっと動き出した


「ユア、次どこ行く」


レッドさんの声が聞こえれば、いきなり視界が塞がれた

…ままままっ
暖かいですがなんでしょうこれ!


「おまっ…どさくさまぎれて!」


だけどすぐにグリーンさんが剥がしてくれた

ありがとうグリーンさん!心臓持たなかった!


…赤い人から舌打ちが聞こえたのは気のせいにしておこう


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