獣ノ言葉ガ解リシ者

□5:00.黒いポケモン
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「…結構早かったな」

『リョクが手伝ってくれたから!』

「そう」


リョクが手伝ってくれたお陰で10分もかからなかった

やっぱ、つるって便利だね


「どこ行く?」


少し首を傾げて聞いてくる
可愛い…

じゃなくて!


うーむ…とくに行きたいところはないなぁ

…あ!


『おつきみやま行きたい!』

「おつきみやま?」


そうだ!すっかり忘れてた!
確か、黒いイーブイらしきものがいるんだった


「なんで?」


またもや少し首を傾げて聞いてくるレッドさん

別に隠すことでもないし、話しても大丈夫だよね


『黒いイーブイがいるらしいんだ!』

「黒いイーブイ?」

『うん、本当かは知らないけど行ってみなきゃわかんないからね!』

「じゃあ、行こ」


そう言ったすぐにリザードンを出す
行動力あるなぁ…


「乗って」


レッドさんは私の腕を引っ張った
そして先に乗せられ、後ろにレッドさんが乗る

あれ、普通逆じゃ…


「リザードン、ニビシティへ」


そう指示すれば、私を抱きしめた

ふえ?


『レ、レッドさん!?』

「何?」


私の頭に顎を乗せてさらにギュウッとしてくるレッドさん


はははは恥ずかしすぎる!!


『レッドさん離して!』

「今離したら落ちるよ」

『うっ…』

「ニビシティまで我慢」


よしよし、と頭を撫でられる



あああ、もうこれ…

恥ずかしさで死ねます


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