獣ノ言葉ガ解リシ者

□6:00.初めましての黄色
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「へぇ、黒いイーブイか…」


次の日、私はグリーンさんのとこへ行って新しい仲間を見せていた


「珍しいな」


さすが、イーブイ好きグリーンさん!
目がキラキラと光ってますね!

アクアはじっとグリーンさんを見る


【…僕の方がカッコイイね】


フンッと鼻を鳴らして馬鹿にするそぶりを見せるアクア

それに気付いたのか、グリーンさんは顔をしかめた


「今コイツ、馬鹿にしなかったか?」

『僕の方がカッコイイだって』

「ナルシストかよ!」


そんなアクアに意外な顔するグリーンさん

アクアは少し楽しそうに微笑んだ


「ねえ」


いきなり後ろから声をかけられた
見れば、レッドさんが青い石を手に持って立っていた


「どうしたんだ?レッド…って、それってみずのいし?」

「シャワーズにするんでしょ」


レッドさんは私の手を掴んでみずのいしを持たせた


『え、そうだけど…何で知って…?』


もしかして、レッドさんポケモンの声聞こえるのかな…?


「名前」


アクアに指を差して言うレッドさん

名前?


…ああ。
"アクア"か
名前聞いてシャワーズにするってわかったんだね


「もう進化させるのか?」


グリーンさんは私がレッドさんから貰った石をじっと見た


『アクアがそうしたければ、進化させるよ』

【ユア】

『ん?』


ふと、アクアが名前を呼んだ

アクアと目線を合わせるようにしゃがんで見れば、少し戸惑ったような顔が


【ユア、僕がシャワーズになっても仲間にしててくれるよね?】

『うん。ずっと仲間だよ、アクア』


心配そうなアクアの頭をくしゃくしゃと撫でる

すると、アクアはそっかと言ってみずのいしに触れた


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