獣ノ言葉ガ解リシ者

□3:00.旅立ちと友達
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「レッド、また旅をするの?」


私達は旅をするということで、現在レッドのママさんに伝えるためレッドさん宅にやってきました

伝えると少し淋しそうにするレッドのママさん
帰ってきたばっかだもんね…


「…まあ、今度は彼女と一緒みたいだし大丈夫ね」


彼女?
はい?私のことですか、それ

勘違いにもほどがある


『レッドのお母さん、私彼女じゃありません!』


焦って言う私

有り得ない有り得ない。
私がレッドさんの彼女だなんて有り得るわけない

こんな可愛くもない人を誰が彼女にするだろうか


「あら、そうなの?てっきり彼女なのかと思ったわ」


クスクスと笑うレッドのママさん

…。からかわれた?


「…もう行く」


いきなりレッドさんは私の腕を掴み、扉を開けた

え、まだ話してる最中なのに


「そう…。ふふ、いってらっしゃい。気をつけて帰ってくるのよ」


レッドのママさんはさも楽しそうにクスクスと笑いながら手を振った

まだ話したかったな…

なんだか少し理不尽な気分だが、私も笑って手を振り返した






「…あの子が女の子に興味をしめすなんてねぇ…。もしかして娘の誕生かしら?」


レッドのママはそう、またもや楽しそうに言い、ユア達が見えなくなるまで玄関に立っていた


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