REBORN!(+03)

□ D線上のトラジェディ 〜第一章〜
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「はる!」

『山本…、おはよ』

「昨日はびっくりしたのな」

『私もだよ。世の中って狭いね』

「あの後はどうしたんだ?」

『まっすぐ帰ったよ』


こうして今日も平凡な一日が始まる。




〜 第一章 〜




「おはよー山本、はる」

『あ、ツナ』

「おっス!獄寺も」

「けっ」

「何の話してたの?」

『昨日ファミレスで会ったときのこと』

「はるがファミレスなんて珍しいじゃねーか。一人でか?」

『んなわけないでしょ。お隣さんと』

「はるのお隣さんってどっちも空いてなかったっけ?」

『先週引っ越してきたんだ。イタリア人が』

「イ…イタリア人?」

「二人ともよく知ってる奴なんだぜ!」

「それってつまり…(マフィアってことー!?)」

「だ、誰だ!!!!今すぐ言え!!」

『当ててごらん』

「それだけじゃわかんないよ!」

『ツナ、そんなにイタリア人に知り合いいるの?』

「(ギクッ)」

「ヒントを寄越せ!」

『ヒントはねー銀髪』

「銀髪?」

「えーっと銀髪ー…銀髪ー…(ま、まさか…)」

「おいはる。もしかしてソイツはロン毛か…?」

『もしかしなくてもロン毛だよ』

「声が大きかったりする…?」

『近所迷惑並みに』

「「それって…」」

『─?』

「「スクアーロ!?」」

『正解』

「スクアーロって…ええええ!?それ本当なの!?」

「なんでアイツが日本にいんだよ!…はる!今すぐ引っ越せ!」

「んな無茶なっ!」

『獄寺がビアンキと同居出来たらいいよ』

「なんでそこで姉貴が出てくんだよ!」

「でも本当にあんまりスクアーロとは関わらない方がいいよ」

『どうして?』

「そうだぜ!いい奴だぜ?スクアーロ」

「そういう問題じゃねーだろこの野球バカ!」

「なんていうか…スクアーロは怖い人だから関わったらはるが危ないんだ」

『ふーん………………………………………わかった』

「本当にわかってるの!?その間、すごく気になるんだけど!!!!」

「ま、何か会ったら言えよ。オレが助けに言ってやっから」

「野球バカに言う前にオレに言うんだぞ?わかったな!」

『(なんで上から目線?)』

「でもなんでスクアーロと一緒にファミレスにいたの?」

『不慮の事故でね。謝罪の代わりに晩ご飯奢ろうと思ってファミレス行ったんだけど結局奢ってもらったんだよね。今度お礼しなきゃ』

「あんな奴に礼なんて必要ねーよ」

「(つーか不慮の事故って何!)」

『あ!』

「!急にどうしたの?」

『ねぇツナ』

「な、何…?」

『今日お邪魔させてもらってもいい?』

「急だなあ。…いつものことだけど」

『しばらく顔出してないなと思ってね。ついでにママンに本格的なコーヒーの淹れ方教えてもらおうっと』

「なんでコーヒー?」

『スクアーロに淹れてあげようかなあと』

「オレ関わるなって散々言ってるよね!!!?」










とある平日の朝のこと

(スクアーロだけはるのコーヒー飲めるなんてずりーのな)
(いつでも飲みにくればいいじゃない)
(じゃあ今週末行ってもいいか?)
(野球バカだけに行かせられっか!オレたちも行きましょう十代目!)
(オ…オレも!?)




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