ハロー、グッバイ

□ハロー橙、グッバイ乙女
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弁丸は大きくなりました
生まれてからの話は?
そんなものないですっ←
今は5つ
父上に女をやめ、強い男子に育つよう言われた
しかし、私にも嫌なものはある
髪を切ることだ
母上の願いもあり、髪は伸ばすことにした

「弁丸、槍の持ち方はこうですよ」

『こうでございますか?』

「そうです、上手ですよ」

今は兄上の信之に槍の使い方を教えてもらっている
この世界は凄い
剣や槍に炎や雷を纏い戦う方法がある
その人達は婆娑羅者と呼ばれ日本では少ないと言われている

『兄上、某はいつになれば父上を抜かせるのでござるか?』

「俺が生きている限り無理だ、弁丸」

兄上に聞いたはずなのに後ろから声が聞こえた
後ろを向くとそこには父上と後ろに控えている橙色の髪の毛をした忍がいた

『父上!!』

子供特有の可愛らしい笑顔で父上に近づく
あらあらあら、近くで見るととても可愛い忍
ジーッと見ていると父上は気づいたのか

「このこは佐助
弁丸のしn『いりませぬ』……いるからかね」

『兄上にあげてくだされ!!』

「弁丸……」

バタバタと父上と佐助から逃げるように走り去った
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