Novel
□雨の日の放課後
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今日は雨が降っている。
しかし、応接室ではいつもと変わらない様子だった。
ここの主、雲雀恭弥は書類を見て、サインをして、間違いを訂正したりと変わらない放課後だった。
一緒にいる沢田綱吉はつまらない様子だった。
「雲雀さん…… まだ終わらないのかな…… 雨も強くなっているみたいだし…」
昼から降り始めた雨はどんどん強くなっていた。
綱吉は気づいていないみたいだか遠くの方からは雷の音がなっていた。
ゴロッ……ゴロゴロゴロ
雷が近づいて来た。
ビックッ……
綱吉が震えたのに気づいた雲雀が
「綱吉 どうしたの?」
「なっ…何でもないですよ 雲雀さん仕事は終わったんですか?」
「終わったけど…… 雷が鳴り出したからね…… 少し学校に残ることになると思うけど…いいかい?」
そう雲雀が言うと綱吉は一瞬えっという顔をしたがすぐに笑顔で
「いいですよ」
と答えた。