Lupin's collections 5 (middle dream)
□Virgin Blue 〜考〜
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「あ!コナン君!どこ行ってたのよ?!」
「ごめなさい、ちょっと迷っちゃったの」
「もー」
コナンの姿を見つけて駆け寄ってきた蘭は姉というより母親に見える。
蘭はコナンの手をひいてラウンジへ戻った。
「全員のアリバイは分かりました」
「やっと解放される・・・」
「えぇ・・・」
2人が戻ってすぐ、聴取が終わったのか刑事の言葉にミランダもハリーもぐったりとソファに身を預けた。
しかし次に飛んできた言葉にまた緊張が走った。
「熊田さんはどうやら爆弾をお持ちだったようなんですが、何かに使う予定でも?」
「ば、爆弾?!」
「どうして熊田さんが?!」
「え・・・?!」
ガバッとソファから身を起こし、ミランダとハリー、鈴木会長は顔を見合わせた。
「そんな予定、あるわけないじゃないですか!!」
「なんという・・・」
ハリーのカリカリした様子に対し、鈴木会長は放心しそうなほどだった。
「・・・・」
刑事達がハリーたちの反応を見ているその側で、コナンとルパンも容疑者たちの反応を見ていた。
「熊田さんが・・・」
ミランダの小さく呟く声は、ギリギリコナンとルパンの耳にも届いた。
「おじさん、どう思う?」
少しその場から離れ、コナンはルパンを見上げた。
「俺はミランダってー女だな」
「ストレートにきたね」
「あぁ。俺はいつもストレートなもんでね」
ルパンはニヤリと笑った。
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