歌劇とあなた

□設定・プロローグ
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またこの班を決めるのが大変で、、って!!


今日は若山さんを見返すために、仕事を探すんだった!

だったら、、まずは本屋ね。


若山さんの古書ばかり読んでるせいであまり本屋には行かないけど、、。


弟や妹たちの昼食を作っていたから、エプロンにジャージ!!これはいけないわよね、、。

とりあえず、まともな服を着ないと、、。


まわりで手伝っていた女子に残りを任せて、
自分の部屋まで突っ走る。

階段は飛び降りて、小さな子供の上はジャンプ。(これはちょっといけないかな…)


自分の部屋に着くと、ジャージを脱いでモノトーンの服に着替える。


細めのジーンズに白い長袖のミディアム丈のパーカー。カーキのファー付きロングコートを羽織って、寒くないようにして、協会を飛び出す。


高校は冬休みで、今は子供達につきっきり。




久しぶりの自分の時間ね。


近くの本屋に行くと、なぁんだか怪しい男が三人…。

一応武道も嗜んでる(世界ジュニア武道総合大会三連勝)し、殺気だってちゃんと感知出来る。


いや、でもこの人達絶対…


あまりにも怪しい。なんだか異様な雰囲気。
少し前に、近くで殺人犯を生で見た。

まぁ、その時はその人が犯人だなんて知らなかったけど、それでも、私はなんとなくあの人だって思ってた。

すれ違いざまの気配とか、雰囲気が、違ったもの。

この3人は、あの殺人犯と同じ気配がする。

犯罪者の気配。どうしても気になって仕方ないので、少し見張っていると、、



男の仲間とも思える黒ずくめの集団がまた4,5人入ってきた。

、、ッッ!!!!こいつらもだ!つまり、、仲間。

すると、今度はバックから何かを、、、って銃!!!???

すぐさま止めに入ろうと突っ走る。

が、また違う男が、今度はハンマーを取り出した。

何するつも…、、ッッ!!!??????

ハンマーを、ガラスに叩きつけ、

ガシャァァアアンッッッッッッ!!!!!!!!


一気に数枚ガラスを割った。

その後、全員が銃を装備し、

「手を挙げろッッッッッッ!!!!!」

といい、威嚇射撃で店内にマシンガンをばら撒く。

ダダダダダダダダダダダッダダダッダダッッッッ!!!!

「キィイイイャアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!」


耳を劈くような悲鳴に、体中が本能的に殺気立つ。


そしてさらに、、、


ダダダダダダダッッッッッッ!!!!






平和な大手企業のショッピングセンターが、突如として戦場となった。

だが、別段誰かに弾が当たったわけでもないらしい。




単なる強盗に騒ぎ過ぎなのよ、阿呆らしい。

銃弾の音の途切れが気になる、、。


「キィヤァァアアアッッッッッッ!!!!!」


「お願いッッッ!!助けてッッッ!!」

「うるせぇぶっ殺すぞッッッッッッッ!!」

「やめてください!お願いします!!」

客から人質になったたくさんの人が、そんなことを次々と言いながら荷物を床に置き、手を挙げる。


そんな光景が飛び交う中、冷静なのは私くらいね。



「そこの女ッッッ!!手を挙げろっ!!」


犯人と化したそいつらが私の方をむいてる…ってことは私??

「カーキのコートのお前だッ!この糞ッッ」

カーキはどうやら私だけみたい。

「…あなた達に降参していったいなんの意義があるの??」



「ンだとぉ!!??」


「手を挙げるのは降参を意味するわ。降参と引き換えに人質を全員無傷で解放してくれるなら降参する。でも、あなた達相手に無条件降伏なんてあり得ない。私の出す条件を飲むなら降参してもいいわ。」



「調子乗ってんじゃねぇぞッッッ!!!!」

頭に血が上ったのか、走りながら突然殴りかかってきた。

だが、鳩尾を蹴って一発。
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