歌劇とあなた
□設定・プロローグ
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「ねぇ、最近学費大変なんでしょ?私、働くわよ??」
すると、、。
んもう、と呆れ気味に呟く牧師の服を着た、牧師には若すぎるスレンダーな女性が言う。
綺麗な赤毛で目は深いグリーン。
遠目に見ると、牧師というよりシスターに見える。
「子供に働かせるわけには行かないの!あの子達にはあなたが必要なんだから…」
…ここは協会の礼拝堂という、キリストに祈りを捧げる間。
私は、あまり宗教に興味はないけど。
特に崇拝しようとも思わないしね。
「いい、若山さん。私、もう17よ?来年には成人よ?大丈夫^^働くわ。唯一のお母さんを一人苦しませるわけにはいかない。」
「あなた、頭も良いし本当になんでも出来そうよね^^;」
そこで、少し笑ってから、
「ま、任せなさいよ。お母さん?^^」
そういって、子供たちの世話をしに育児・学びの堂に向かった。
若山さんは、お母さん、と呼ぶととても嬉しそうな表情をする。
きっと機嫌も良くなってるわ。
…さぁて、仕事、、何にしようかしら。
一気に稼いだら、50人分くらいの学費は払えるかしら、、、。
年齢とか、性別とか性格とか仲の良い子同士でグループを作って生活している。
ご飯のときは、大聖堂を貸切で、お風呂は小さい子順。
小さな決まり事を、みんながしっかり守ってくれるから、私たちも安心できる。
私の次にみんなを仕切っているのが、ヴァン。
長身で、私的に結構ハンサムだと思う。
金髪蒼眼の16歳。高校一年生で、ときどき勉強のことで私に聞きにくる。
口調も見かけも荒っぽいけど、実は誠実で真面目。
右と左の耳にシルバーのピアスをしてる。
子供達の世話をいつも私と一緒に手伝ってくれてる。
4,5歳の子供達は悪戯するしおもらしするし、喧嘩もいっぱい!
そういうとき、ヴァンは慣れてるのかすぐに解決出来る。
私のことは、姉さんと呼んでいる。
ヴァンは子供班を卒業して今は一人部屋。
ヴァンは13歳の六人と同じ部屋だった。
14歳に双子の女の子。この二人はまったく喧嘩しなかった賞のチャンピオン。とても仲が良い。
メアリーとケイト。
近所の双子の男子に双子で付き合っているらしいわ。
13歳グループに、口が達者な六人組。小さい頃、一番喧嘩が多かった六人組。
金髪のジョシュアに茶髪のアルフレッド、黒髪のキースに赤毛でそばかすなのがリック、背が高い茶髪のグランツに黒髪のカイウス。
そして一つ下に、一番落ち着いていて、しっかり者の読書家のディーズ。ここは一人。
ディーズは14歳の双子と同じ部屋で、両方ともこの組み合わせを気に入っていて、入ってきてからずっと変わっていない。なんでかしら、、、。
10歳に3人女子、2人男子。
この二人の男子の一人、ジェイクは三人の女子の一人のアリエッタと付き合っているとか、、。
さぁて、、ここからが本番。
9歳が12人、、。二人女子であとは男子。
悪戯が最も多かった七人組男子と二人の落ち着いた双子。
某魔法映画からとって、一番色素の薄い髪の毛の子をリーマス、黒髪の二人をシリウス、ジェームズ。あとの赤毛の二人と茶髪の一人をリック、ブラット、マシュー。
双子の二人が、ケネスとロイド。
あとは疎らで、5歳に六人、3歳に三つ子と二人、2歳に三人、生後数か月の最近入ってきた子が4人。
ある程度落ち着いた子には下の子の世話をしてもらってる。
3歳から0歳は私たちの管轄で、一番大変、、。
5歳はおもに女子に、9歳の一番多いグループは二班に分けて、13歳に。