私的世界

□03
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泪が死神になると言い出してから三ヶ月後。


「冬獅郎くん!受かった!受かったよ!!」


合格通知をぐしゃぐしゃになるまで握り締めながら当の本人は珍しくテンションが高い。


「おぅ。よかったな」

「冬獅郎くんのお陰だよ。死ぬほど頑張ったかいあったよ」


つか、あれで受かってくれなきゃ俺が死ぬ。
この三ヶ月食事と睡眠時間以外はほとんど修行に回したんだからな。


「で、何組だった…?」


「ちょっと待って、えっと……、え?」


通知の下のほうを見て固まってしまった。
気になった俺もひょこっと通知を覗いく。


「……一年第一組」

「しかも首席合格」

「「……………マジで?」」


これを波瀾の幕開けとでもいうのだろうか?




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