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□億千万分の一の思い出〜懐かしい遊び編〜
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子供の頃にやった遊び…何があったっけ?
「…んだよ、お前忘れたんか?よくウル#ラマンごっこしたじゃんかよ〜。まだ御剣も居た時にさ〜。」
「…あぁ、そういえば…」
矢張の『フラれた憂さ晴らしに呑みまくろう会』に付き合わされた御剣と僕は、居酒屋の座敷席で思い出話に花を咲かせていた。
(御剣が来た理由は、僕の意向を聞く前に矢張が勝手に「成歩堂は来る」と言った為らしい。)
「ウルト*マン…か。懐かしいな…」
真宵ちゃんと一緒になって、着ぐるみ特撮物のトノサマンに夢中になった御剣の事だ。
きっと食らいつくだろうと思ってはいたが、予想以上の反応に気を良くした矢張と、ちょっと面白くない僕。
(矢張と話が盛り上がる御剣って…珍しいけどさ…僕、置いてきぼり?)
「あん時の成歩堂さ、紅白帽のつばを器用に頭の真ん中に立てて『&ルトラマ∞セ〇゙ン〜!』とか言ってたよな〜」
「…確か貴様は腕をL字型に立てて『ウル≠ラマン』という、極めて貧困なボキャブラリーしか持ち合わせていなかったな…」
「悪かったな、発想が貧困で!お前なんか嫌味ったらしく、子供向けの科学雑誌のオマケについてきた3Dメガネかけて『私も&ルトラマン〇ブンなのだよ!』とかなんとかっつって、成歩堂と一緒になって俺の事宇宙怪獣に仕立てて、攻撃しまくったじゃねえかよ!」
…そういえば、その後何かあった様な…
「!///」
途端に御剣が黙り込んで顔を赤らめた。
つられて矢張も何かを思い出したらしく、不敵な笑みを浮かべた。
「…そういえばその後、キレた俺が反撃して成歩堂を突き飛ばしたら…」
「ま、待った!///;」
何で御剣が慌ててるんだ?
「御剣にぶつかって、すぐ側にあった池に豪快に落っこちたんだよな、成歩堂を支え切れなくて。」
「…え?そうだったっけ?」
どうにも曖昧な記憶だが、その後は何となく覚えてたりして。

確か、池はたいした深さではなかったからすぐに立ち上がれたものの、見事なまでに濡れネズミとなった僕と御剣は、家に帰ってから散々叱られたっけ…。

「あん時の御剣さ、すっげー情けない顔してたんだぜ?『こ、このまま帰ったら叱られてしまう…!』とか言って、必死に服乾かそうとしてベスト絞ったりして、余計にシワ付けたりして…」
「や、矢張貴様!それ以上話したら勘定を貴様に任せて帰るぞ!」
御剣の珍しい程の慌て様に、矢張はげらげら笑いっ放しだったが、真剣に怒り始めた御剣を宥めようとした僕は立ち上がろうとして、まだ半分近く酒が残っていたコップを倒してしまった。
あろう事か、御剣の方に向けて…。
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