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□Comfort
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監察の仕事が終わり、3日ぶりに屯所に帰って来た


血だらけになった服を脱ぎ、風呂に入る


今回の任務は少々やり過ぎた

攘夷浪士の行動を探るだけの簡単な任務のはずだったのに、相手は用心しているらしく、そう簡単に情報を漏らしてはくれなかった

任務の捜査期間は3日間なのになかなか順調に事が進まず、最終手段として自ら攘夷浪士に向かい、情報を聞き出したのだ

とりあえずは無傷だが、返り血が酷い

元々は白かった服が真っ赤に染まり、服に着いた血が染みて、肌につくほどだ

それほどの人数を斬った


おかげで情報は手に入ったものの体力の浪費が著しい

今日は風呂を出たら、報告書だけ書いてすぐ寝よう

2日間張り込んだうえ、攘夷浪士達と斬り合ったのだ

身体が限界を訴えている


今は丑三つ時
こんな時間に風呂に入る輩は俺だけなので、独り占め状態だ

髪の毛にこびりついた血を洗い流して、湯舟に浸かる

ホッと息をつき逆上せないうちに湯舟から上がり風呂場を後にした



****


自室に戻り、報告書を書きはじめようとしたとき、廊下に人の気配を感じた

こんな夜遅くに誰だろう?

気配は自室の前で止まった

「山崎、起きてやすかィ?」

!!
沖田隊長!?

予期しない声の主に動揺が隠せない

「はいよ、起きてます。…どうしたんですか?こんな時間に」

「…山崎と話したくて」

何時もの余裕のある声ではなく弱々しい声に驚く

「とりあえず、中に入って下さい」





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