□A
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殴りたくなるほど鈍感




気付かねぇお前…

全く呆れちまう…

そろそろ分かれ…

俺の気持ちをさ…


お前とは…

ずっと一緒だった…

中学ん時に隣に越してきてから…

毎日一緒に居た…

その時から…

俺はお前が好きだった…

だけど鈍感なお前は…

全く気付かない…

何をしたって駄目…

いっそのこと…

告白してやろうかとも思った…

けどさ…

此処まで待ったら…

意地でも言ってやらない…

お前が気付くまで…



『あーぁ暇だなぁ…』


「なら、遊んでこいよ。俺の部屋で寝てねぇさ…」



人の気も知らねぇで…

襲っちまうぞ…

って我慢だ自分…



『んーヤだ!!』

「…何でだよ?」

『だって、一緒に居たいもん♪』



おいおい…

言ってる意味分かってんのか…?

自惚れちまうぞ…

ま、何の意味もないんだろうけど…


仕方ねぇ…

もう少しこのままで居てやるよ…

お前のその気持ち…

恋になるまでな…



(ムカつくけど、惚れてんだよな)
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