新詩
□啼哭
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叫ぶ、叫ぶ
声を上げて
ありったけの思いで
声が枯れるまで
哭く、啼く
どうすればいいのかと
息も続かぬほど
胸が張り裂ける痛みを
言葉にならないままに
叫び続けた
生きることは痛みだ
生きることは傷みだ
嘆きつづけて
傷付きつづけて
ないて、いる
ずっとずっと
心の中で燻る感情
叫んでも嘆いても
この思いは消えない
心の穴は埋まらない
――啼哭する
きっと誰もが
声にならない叫びを
言葉にならない思いを
抱き続けているのだろう
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