短編小説
□酸いも甘いもチョコ次第ッ!!!!
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こなたからチロルチョコを貰い、部屋に戻って来たけいた。
「チロルチョコ……チロルチョコ……」
まるで呪文みたいに、何度も何度も『チロルチョコ』と呟いている。
「………………くふっ」
何故だか自然と涙が零れ落ちた。
けいたはチロルチョコの封を破ると、ヒョイッと口に含んだ。
「…………………」
モムモムと口を動かすけいた。
「……………切ねぇ」
更に涙が零れ落ちた。
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