▼童話・神話もどき


*壇上に上がるバアル・ゼブル
(漆黒を翻し神の元を離れる)
└バアル;本来は(異教)神であったが、のちに失楽園において、サタンの元についたとしてバアル・ゼブル(「至高の王」)が歪められ魔術書などで最高位とされる悪魔「べルゼブル」となる。

*真っ赤な真っ赤な毒リンゴ
(存在そのものが私を酔わす)

*夢へ誘うワンダーランド
(真っ赤に染まる深層世界)


*組み込まれたルイス キャロル
(本当に迷い込んだのは)

*マッド・ハッター町を歩く
(帽子を取れば誰も気づかない)

*ゴミ箱の中の紙くず
(紡がれなかった小さな世界)

*完全崩壊宣言
(――割れた卵は戻らない)

*狼を殺す赤頭巾ちゃん
(誰が強いか分からない)

*こぶとりじいさん
(小太り?瘤取り? 悩む生徒続出中)

*アヒルとカエルと眠り姫
(出会っても何も始まらない)

*エアの独り言
(すべてを知る者)
エア;叡智ゆえに、彼は神々から一目置かれたメソポタミア神話に登場する水神。冷酷な策士とも慈悲深い賢者とも言われている。

*胸に秘めた殺生石のお守り
(近づくものは全て――)
殺生石;九尾の狐の執念が石となったもの。この石は「空を飛ぶ鳥、地を這う獣まで、近づき触ったものは命を失う」と言われ、玄翁という僧が石を砕き呪いを消滅させたと言われている。

*内に潜むドラゴンの魂
(紙一重の切り札)
ドラゴン;西洋では悪の象徴、東洋では神に近い善なる存在として扱われることが多い。

*背に書き込まれた天命の書板
(これが君の運命)
天命の書板;メソポタミア神話に登場する石板。所有することが神々の王の証となるといわれている。










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