(・ω・)読む?

□ぼくたちの、日常。
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俺は掛け布団。

いつも敷き布団の上に寝そべっている。

こいつはフカフカで柔らかくて、俺はすっげー居心地が良い。

俺はこいつが大好き。

でもきっと片想い…。













私は敷き布団。

いつも掛け布団さんを下から受け止めている。

この方はあたたかく私を包み込み、私はとても癒やされる。

私はこの方を愛している。

けれどきっと片想い…。







**********


「どっかーん!」

「ちょ、ちょっとやめてください掛け布団さん!苦しいでしょう!」


朝―
ご主人様がいなくなり、僕達は一晩ぶりの再会をする。


「いいじゃーん!久しぶりに会えたんだしぃ♪」



毎朝お決まりのこの台詞を、私は密かに心待ちにしている。



「久しぶりって…一晩離れていただけでしょう!大体離れるといっても私と貴方の間にご主人様がいらしただけで―」

「んーそれが淋しかったんだよー!」



敷き布団…寝起きも可愛いなぁ…。

あーっもう抱きついちゃえ!



「ちょっ…だからそんなにくっつかないでくださいっ…!」



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