ギンイヅSS

□透き
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「阿散井クン」
市丸が俺を呼び止める。
「どないやった」
「…何がです」
俺は立ち止まると振り返った。
唐突な質問の意味が分からず、眉を寄せる。
市丸が唇の端を上げた。
「イヅル、色っぽかってんやろ」
「あの」
冗談だろうか。それとも本気。悪趣味な質問に戸惑う。
「キミと居る時と全然違てんやろ」
「どういう…」
市丸はニヤリと笑うと俺に背を向けた。
「ほな、十一番隊長さんによろしゅう」
後ろを向いたまま、ひらひらと手を振り去っていく姿に、俺は何も言えず黙っていた。
(終)



○あとがき○
恋次目線でギンイヅに挑戦してみました。結果は撃沈です;意味不明ですみません!院生時代〜ギンに調教(笑)されるまでを考えると楽しいです。ありがとうございました。
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