ギンイヅSS

□視線
2ページ/5ページ

きちんと整えられた金髪を撫でると、再び唇を重ねる。
舌を絡めながら、襟元から手を差し入れる。
胸の突起を強くつまむと、拒むようにイヅルが市丸の体を押し返した。
それを無視して更にイヅルの着物をはだける。
首筋に唇を寄せると、噛み付くように強く吸った。
「隊長。駄目です」
イヅルが先程よりも強く抵抗する。
「この間もあとが残って困ったんですから」
「ええやろ。イヅルがボクのもんて印つけんねん」
「そんなことされなくても、僕はいつでも隊長の…」
イヅルが言い終わるよりも先に、市丸は更に唇を這わせ、鎖骨の辺りを強く吸う。
「隊長はそうやって僕が嫌がることばかりなさるんですね」
「そんなことあらへん。イヅルの悦ぶことしてんねんから」
言いながら胸の突起に舌を這わせると、イヅルが切なげなため息を洩らす。
「…勝手にしてください」
「ほんなら、お言葉に甘えて」
諦めたように抵抗をやめたイヅルの胸に、市丸はやんわりと歯を立てた。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ