サイサス
□どういうお付き合いの仕方をするかは人それぞれで。
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「よっしゃ!!サスケ!!オレになんでも聞けってばよ!!!」
「うわ!!なんだ突然…!……お…おお、じゃあ聞くけど……」
「おう!!なんでも聞けって!!!」
オレにできることならなんでも力になってやるよ!!
「じゃあ聞くけどな……」
「うんうん!!」
「………………っ夜は…?」
「はい??」
……。えーと…なんだ。今こいつなんて言ったんだ。…夜?夜と言いましたか?あのぉー…サスケちゃん?俯いてますけど耳真っ赤っ赤ですよ。バレてますよー。さすがのオレも全部わかってますよー?…………………………………………………………………マジか。マジで聞いたのかこいつ。うっそ、マジで?それをオレに答えろと?ああ!!だからか!!だからオレに聞きに来たのか!!そうだよなーこいつの周りに男と付き合ってますなんてオレぐらいだもんなー。そっかー、そっちのアドバイスをオレにしろってかー…そんなこと…………??でもさでもさ、こいつってじゃあ……いや、まだわかんねーよな、聞いてみないと……って聞くの!?それを!?オレに聞けと!?なんでだよなんで親友にそんなこと聞かなきゃなんねーんだよ!!やだって絶対やだよ、だってオレでも聞かれたくねーもん、せんせーも言ってたし。『自分がされて嫌なことは人にもしちゃいけません』ってさぁ。でもじゃあなんでせんせーはオレに嫌なことすんだよ。…あ、そっか。せんせーは別にされても嫌じゃねーのか。そっか、なら仕方ねーよな、って仕方なくねーよ!!っつーか今そんなこと考えてる場合じゃねーんだよ!!オレはサスケに聞かなきゃなんないんだよ!!でもなんでオレがこんなこと聞かなきゃなんねーの?どうやって?明るく聞きゃあいいのか?明るくってどんな感じだ、これを明るく聞けってか?それってこんな感じ?
『youはtachi?
それともcat?』
「ってなんだそれ!!つーかタチって英語でなんて言うんだってばよぉー!!!」
「ぉおい!!なに突然訳わかんねぇこと叫んでんだ!?」
「rod!?rod的なこと!?それともswordか!?」
「人の話聞いてんのかウスラトンカチ!!!」
「うるせぇ!!つーかお前のせいだってばよ!!!」
「テメーが何でも聞けって言ったんじゃねーか!!!」
「じゃあせめて答えやすい状況を作れよ!!ああ!?せめて『俺サイと付き合ってるんだ』宣言ぐらいしろよなぁー!!!」
「ぁあ!?ななななんでお前知ってんだよ!!!」
「バッカやろぉ!!いくらオレでもわかるってばよー!!!つーかお前これでバレると思ってなかったのかよ!!お前って意外とバカだったんだな!?このなんちゃって策士!!万年中2病!!お前なんてオレよりバカだぁー!!」
「最後の自分で言ってて悲しくないか!?いいよ、わかってんだよ!!俺だって…俺だってなぁ!!できることならウスラトンカチにだけは聞きたくなかったんだよーー!!!」
「ああ!!言ったな!?ついに言ったな!?お前ひでぇってばよ!!!口最悪!!サイに似てきたんじゃねーのか!?ああ違うよな、お前ら元から似てるもんな!!そんな奴と付き合うなんてお前ってばやっぱ究極のナルシストー!!!!」
「それは言うなよ!!それは言っちゃ駄目だろ!?第一お前だってド変態と付き合ってんじゃねーか!!そんな奴が俺にナルシストって……俺だってそう言われんじゃねーかって心配でずっと周りに隠してきたのによー!!」
「えぇ!?そんな理由かよ!?くだんねー理由で隠してんじゃねーよ!!バーカ!!サスケの隠れバーカ!!つーかもう隠れてねぇんだってばよー!!!」
「うるせーウスラトンカチ!!!!てめぇには言われたくねぇんだよ!!バーカ!!お前のバカは隠れてたこともねぇ万年バカだー!!!」