サイサス

□どういうお付き合いの仕方をするかは人それぞれで。
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「…で?話ってなんだってば?」

どうやらサスケはオレに聞きたいことがあるらしい。

けどさっきの任務終わりにはオレが隊長に呼ばれて話をしてて聞けなかったからわざわざオレん家に来たのだ(つーかお前らのこと話してたんだけどな)。

「いや……あの、さ…」

「?」

元々口数の多い奴じゃないけど。サスケはどうにも歯切れが悪い。

第一サスケがオレに聞きたいことってなに?

お前オレより頭いいだろ。
その証拠にいっつもオレのことウスラトンカチって呼んでんじゃねーか(つーかウスラトンカチってどういう意味なんだ?)。

「なんだよサスケ。さっさと言えってばよ」

一応客だからお茶を出してやる。テーブルの上にオレとサスケの分を置きながら話を促した。

サスケはそれをぐいと大きく一口飲むと

「…っカカシは元気か?」

「は?」

……なんだこいつ…
サスケからせんせーの名前が出てくるなんて。
だってすげー犬猿の仲なんだぞ。
ってそれはオレのせいだったりするんだけど。


オレが昔あまりにもサスケサスケってうるさかったもんだから(それは好敵手としてなんだけども)、
せんせーはそれが面白くなくてその度にサスケにそれはそれは厳しい修業を課したり(でもそれで千鳥覚えたんだしいいじゃんか)、
ちょくちょくちっせー嫌がらせをしていたらしい(そーいやサスケってばよくぐったりしてたな)。

でもそれは原因である当のオレはエロ仙人との修業から戻ったあとに知ったことで、実際にそんなことがあったその頃は全然知らなかったんだけど。

知ったのは帰ってきてすぐに、あっさりカカシせんせーと付き合い始めたオレにキレたサクラちゃんから教えられたからで(鉄拳のオマケ付きで)。

サクラちゃんは『私とサスケ君の苦労を返せー!!』なんて言ってたけどオレってば知らなかったしさぁ。

第一せんせーがそんな危ない人なら教えといてくれたらよかったのに。

そしたら今オレがせんせーのことで色々苦労しなくても済んだかもしれないのに(って言ったら『何度言っても信じなかったのは誰だー!!』ってまた殴られた)。

ってそんな昔の話はどうでもよくて。
今はサスケと話をしなきゃ。


「カカシせんせーがどうかしたか?」

「いや、その……お前ら、うまく…いってるかなって……」

「はぁあ??」

やっぱりわけわかんねー!!
なんでサスケがこんなこと聞くんだよ!
今まで一度もサスケとこんな話したことなんかねぇのに。
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