Sky bule
□プロローグ
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ここは空港。
空港中にはアナウンスが響き渡り、大勢の人でいっぱいだ。
そこに1人の少女がいた。
少女は、大きなキャリーケースをコロコロと音をたててひきながら歩いている。
背中まで伸びた長い髪を2つに結び、歩く度にその髪は小刻みにゆれている。
少女は空港を出ると、大きく深呼吸をして言った。
「日本かぁ。久しぶりだな」
そういうと、その少女に向かって
「優希ー!行くわよー」
と言う声が聞こえた。
「あっ、はーい!」
優希と呼ばれた少女は、呼ばれた方向に向かって大きなキャリーケースをひいて、2つに結んだ髪をなびかせながら走っていった。
これがこの物語の始まり…
物語歯車が、回り始めたとき────