H×H
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綺麗な空だった。
水彩画のような雲がゆっくりと風に流れ、高い位置の太陽は、一週間前とは明らかに違う陽射し。
綺麗な、秋晴れだった。
最高のコンディションに、私の気持ちも昂揚する。
いや、昂揚、するはずだ。
しなきゃいけないのだ。
昂揚しろ、自分。出来るだろ?
私は自分自身にエールを送りながら、まったくもって趣味ではないヒラヒラの膝丈スカートを摘み上げた。
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