H×H
□'11,4,4〜'13,1,15
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『‥‥』
「‥‥すまない」
『‥‥謝って欲しいわけじゃないよ』
「‥‥そうか。その、‥連絡を入れれば良かったのだが‥‥」
『ネオンのわがままに巻き込まれたのは知っているし、ネオン本人に確認済。連絡が取れない状況だったこともね』
「あ、‥‥‥」
『なに?』
「‥‥‥いや」
『‥‥‥クラピカ?』
「‥‥‥」
『クラピカ、あのね、私、デートを一時間半待ち惚けくらって、怒ってるわけじゃないのよ』
「そうか‥‥」
『どっちかってーと、不安なのよ。すっぽかされたんじゃないか、とか、私のことなんか、どーでも良くなったんじゃないか、とか。柄にもなく、卑屈になったりね』
「ああ‥‥」
『不安な私ですが、クラピカは私に機嫌を直して欲しいんだよね』
「ああ‥‥」
『じゃあ、問題です』
「問題?」
『そ。私の不安を解消しつつ、クラピカの希望を叶える最善の言葉を、五文字以上十文字以内で答えなさい』
「ああ、‥‥ああ、そうか。そうだな」
『そうだよ‥‥っ、んんっ?』
「‥‥‥ん、‥‥」
『‥‥‥ふぁ、‥‥ん‥‥は‥あっ‥』
「‥ん‥はぁっ。
‥‥‥これで、答えになるか?」
『‥‥五文字以上十文字以内の条件は、どこに行ったの?』